BMWパンダ講座

          Part128  ACSサスキット 編     2013.10
ドイツのBMW名門チューナーと言えば世界にファンが多いACS=ACシュニッツアーです。
車の肝ともいうべきサスが劣化してきたこともあり、足回りを2セット目に交換しちゃいました。
我が135号かれこれ地球2周分=約8万キロ走行しました。現状の3D製車高調サスをオーバー
ホールして再利用するか、別メーカーの車高調に新しくするか色々考えたあげく、ドイツのニュル
ブルクリンクサーキットでセッティングされたACシュニッツアー製の純正形状サスキットに交換し
ました。純正形状は車高調と違い自分好みの車高にはできないのが難点なところはあります。
【「インプレ】
街乗り:意外や意外!「何、この硬めのしっかり感!」しかもこの乗り心地の良さで旋回性能の
高さにはビックリです。ロール少な目でステアリングを切り込んでいくと狙い通りのコーナリング
が決まります。低速域でのマンホールやジョイント通過時の突き上げ感は非常に少な目。車高
調にありがちな路面から伝わるステアリングへの不快なキックバックが無く全然疲れません。

高速域:速度を上げるにつれ直進性とステアリングのドッシリ感が増していきます。レーンチェン
ジもスパッと決まり路面に貼りつくよう。ピッチングの少ない走りはすばらしいの一言。まるで車高
調を思わせるようなハンドリングはドイツのアウトバーンでも通用するように造られただけあってさ
すがと言った感じです。特筆すべきは高速道路のジョイント部不整地路面を今まで車高調の減衰
調整を強弱色々試して車体への衝撃があったのですが、このACS純正形状は高速域で安定して
衝撃が少なく、アクセルを踏んでいられる安心感は凄いです!
我が135は既に強化スタビライザーなどが装着されているので、ノーマル車との単純比較は難しい
部分もありますが、乗り心地が良くてしっかりしたアシに間違いありません。

ちょっとマニアックになりますが、サスのケースはビルシュタイン製(以前はザックス製だった)、
スプリングはモータースポーツ界で実績のあるアイバッハ製のスプリングをACS専用にチューニン
グされた逸品です。カラーも質実剛健というか無骨なまでの黒一色でACSのさりげないロゴがイイ
ネです!車高は純正より前後15mmと控えめな下がり具合、視覚的なカッコ良さはちょっと物足り
ないかもしれませんが、フロントリップやお腹を擦る心配が減り、フェリーも余裕で乗船できます!
ACSおそらく、リアを下げ過ぎず、わずかな前傾姿勢でシャープなハンドリング感とアンダーを
減らす絶妙なセッティングを純正形状サスで実現しているのではないかと感じました。

純正の足に不満があって、車高調までは費用をかけたくない、でもスポーティーなハンドリングに
変えて乗り心地は確保したいという方にはおすすめのサスキットではないでしょうか。
長距離ツーリングにはもってこいのアシではないかと!次回ツーリングでも存分に試してみたいと
思います。この足は本当に絶妙です!

ACSの日本の総本山 ADVENTさん ショルーム訪問ですビョーンビョーン おっ発見!これくださーい
さっそく開けちゃいました ACSとBILSTEINのロゴが! 取り付け完了です

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